サボテンオークション日本さんの「お客様デー」1日目行ってきました

サボテンオークション日本さんの「お客様デー」(2021年10月8日、9日、10日)、1日目の8日(金)に参戦してきました。

サボテンオークション日本さんは基本的にはネット上でのオークションをやられており、店舗(ハウス?)では販売はしていないのだが、年に数回「お客様デー」を開催していて、ハウスに塊根好きがワンサと集まり、ほくほく顔で帰っていく。

マダガスカルからの独自のルートで大量に届く珍しい植物を、管理のスペシャリストの方々が丹精込めて発根させて、育成しやすく安定させてから販売してくれる。驚きなのは、他で見ることのできない圧倒的な数と、他で買えるはずもない恐るべき価格。そして何より他では出会えない質の高さ。良い意味でどうかしてます。

8日金曜日は初級者・中級者向け販売で、3万円未満の鉢が販売されます。初心者の私はこの日に行かないといけません。駐車場も大増設をされて、どうやら開園時間前にも開けているらしいのですが、あまりに早い来園はご迷惑になりますので、やっぱり7時ちょうどくらいをオススメします。今日は7時ちょうどの到着でしたが、時間前には15・6台くらい駐車していました。帰るときには最後まで出ればくなりますし、やっぱり焦って開園前に来る必要はありません。

7時に開園してから9時の抽選までに欲しい株に目星をつけておきます。どれも良株で恐ろしく良心価格なので、1つ2つを選び抜くというよりも「自分にとって好みじゃない鉢」を選ぶ方が早いくらい(笑)

ここの辺りのグラキリスは抽選くじの100番台くらいまでできれいに売り切れます
売り場は開園から抽選まで混雑しない時間はありません

スタッフの方はダンボールや新聞紙など持ち帰り用の梱包資材をワイワイ用意しています。栗原社長やyoutubeで紹介しているtoshiさんが来園する方々に親しげに挨拶したり声をかけてくれるフレンドリーな空間。塊根好きはいい人ばかり。

売り場の植物たちは2時間見ていても飽きないのですが、ひとしきり見たら他の方にも見てもらえるように邪魔にならないところへ移動しましょうという訳で、見学可能なハウスへ。

天国はここにありました
見事としか言いようがないです
管理の方法や効率化の一端も勉強できます
美しい森
2日目と3日目にあり得ない価格で抽選販売される未発根のパキプス

以前あったジャンケンは今回から無くなり、すべてが9時からの抽選販売となります。「抽選」といっても欲しい鉢ごとに申し込むのではなく、購入できる順番をくじで決めます。

「抽選」の大まかな流れとしては、くじで少ない数字を引いた人から、好きな鉢を1つだけ取って購入~という流れ。前の人が購入を終えるのを待っているわけではなくどんどん後ろの人が投入されるので、予め買いたい鉢に目星をつけておき、自分の番号が呼ばれたら最短距離で優先順位の高い順で周り、的確にピックアップをして購入、というのポイントです。

9時になると栗原社長の声かけで列になる形で集まります。「今日はだいたい200人くらいで、販売する鉢は400はあるので当選確率は高いですよ」と仰っていました。あと「赤ちゃんでもちゃんと1本くじを引いてください」と言われたときには、くじに命運をかける参加者さんからも「おお」と和やかで好意的な声があがりました。

ということで、どんなに魅力的な鉢が並んでいても全ては「くじ運」。多い数字を引いてしまったら残念ではありますが、この数の塊根が並ぶ景色は他にはないので、何も買えなくてもそれはそれで楽しいです。何よりもここに集まってくるのは世間的には少数派の塊根好きの仲間達が全国から集まってくるので、ここはひとつマナーを守って譲り合う気概を持ちましょう。

ほかの案内としては、youtube内で説明していた未発根のパキプスはヤフオクに出さないでという件で、これは未発根と知らずに買った人がかわいそうだから。「パキプス以外の発根済み植物はヤフオクでもなんでもご自由に売ってくださーい(笑)」という話に一同どっと笑います。

そんなこんなで私が引いた順番がこれです(笑)

262/300

抽選結果を各自で歓喜や落胆をしつつ素直に受け入れ、栗原社長が番号を読み上げると、呼ばれた番号の人が中へ入っていきます。はじめは50くらいまで一気に数え上げて、一拍おいて10人単位で中に呼び込みます。番号が遅い人たちは欲しい鉢が残っていることをひたすらに祈ります。

狙ったものを買えた人、買えなかった人悲喜こもごも。買った人は箱詰めをして車へ運び込み、運び込んだ後は両手を空けてまた戻ってきます。すべての番号を呼び込み、じっくり選ぶ派の人も選び取った鉢を購入すると、売り場を少し整理されています。

栗原社長の案内で、9時45分くらいから鉢数もフリーで購入できるように。欲しい鉢が重なったらジャンケンとのこと。ただ残念ながら開始と同時に狭い通路を埋めて全員が入ってくるので、前の人が取っても追い付いて「ジャンケンしてください」と声をかけるのは無理なので(笑)ほぼ先着順です。グラキリス以外ならと悩んでいたデンシフロラムが奇跡のように残っていたのですが、先頭近くの人に取られてピューと走って行かれました…残念。。

10時10分くらいに栗原社長から「これから7番と8番のハウス回りまーす」まるでブレーメンの音楽隊のように栗原社長の後ろに参加者が並んで着いていきます。本来なら売るつもりはないので値段がついていないハウスの中の植物を購入するチャンス。ただ3万円を超えるものはこの日は買えないのですが、値段を知るチャンスなわけです。

あまりにハウスが混みあっていたので、フリーの時間を終えて落ち着いた売り場へもどります。このレベルの植物が売れずに残っているというのからも、ここに並べられていた他の塊根たちの凄さがわかりますよね。

グラキリス
左:ブレビカリックス/右:マカイエンセ 

下の写真は待機や抽選をしていたエリア、MAXまで混むとこのエリアも車でいっぱいになるそう。今日もかなり集まっていた感じがしたけど実は少なかったんだなぁと理解。

11時も閉店が近づくとスタッフの方から声掛けが始まります。先に入って奥に駐車している車がいつもあでも出られなくなってしまうので11時前の出庫にもきちんと協力しましょう。駐車場への帰りしなに栗原社長から「いいの買えた?」と声をかけていただいたので、今日のお礼を伝えられました。

朝はちょっと早かったですが、最高の時間でした。
最後家に帰るまでがお客様デーです。みなさまどうぞ安全運転を!

【おことわり】SNSやyoutubeでの配信禁止は、以前肖像権でのクレームが入ったからだそうで、栗原社長は「お客さんの顔や姿が写らなければ紹介されていいですよ」仰っていたので紹介させていただきました。写り混みには最大限配慮していますが、もし当サイトの掲載写真でお気づきの点がありましたらサボオクさんではなく当方にご連絡下さい。